Peace On Earth・スマイルレボリューション カフェ

「スマイル レボリューションCafe」レポート

3/10〜11 日比谷公園で311東日本大震災市民の集いPeace On Earthが開催されました。

坂本龍一、加藤登紀子、中沢新一、飯田哲也、田中優、鎌田實、アンニャライト、SUGIZO、後藤正文、Yae、いしだ壱成、GAKU-MC、マエキタミエコ、藤田和芳、羽仁カンタ、岩井俊二、CWニコル、藤波心、倉本聰、佐藤タイジ、ラビラビ、GOCOO+GoRo、Caravanなどなど・・・

多くのアーティスト、学者、作家、映画監督、活動家、企業家、研究者、様々なNPO・NGO団体やShopが集まりました。

311から1年が経ったその日、あらゆる垣根を超えて市民が集い、被害に遭われた方を追悼し、これからの日本について共有する場をつくりました。

鴨川からも登紀子さん、Yaeさん、羽仁カンタさん、そして僕も参加しました。

僕はにれのき広場でスマイル・レボリューション・カフェを開きました。

トーク会場には、トークテントが溢れかえる程たくさんの人に来ていただきました。

 スマイル レボリューションCafe第一部は、13:30から「個人のシフト」をテーマに「国民皆農大作戦!一人ひとりが小さな田畑を持つ時代がやって来た」と題して、トークライブを行いました。

ゲストは3名の素敵な実践者であり笑顔の革命家です。

1人目は大手企業を脱サラし、年収600万円から年収350万円以下にダウンシフトして、自分の好きな事を仕事にしている、高坂勝さん。

池袋で小さなオーガニックバー「たまにはTUKIでも眺めましょ」を営みながら、千葉県の匝瑳市で田んぼや畑をやっており、都市に住みながらも豊かな自給的ライフスタイルを提案しています。「減速して生きる ダウンシフターズ」の著者です。

2人目は種まき大作戦、大豆レボリューション、棚田チャレンジ、東京朝市アースデイマーケット、土と平和の祭典など、都市農村交流を活発にオーガナイズしている神澤則生さん。311後は家族と共に千葉県神崎町に移住し、古民家トージ舎に活動拠点を移した、NPO法人トージバの事務局長をされています。

3人目はアートユニット「生意気」のデイビット・デュバル・スミス。

ニュージーランド出身の彼は、100円ショップなどのチープなプラスティック素材などで、ポップ&キッチュ&サイケデリックなグラフィックやアート作品をつくっていました。けれどもパーマカルチャーに出会い、この現代文明でやっていることは、全部ゴミをつくっているだけだとの思いを強くし、植物を素材にした作品へと、作風を変えた人です。

震災当時は丁度ニュージーランドの大学で言霊と自然農を教えていたので、これを機にもう日本を引き上げようと思っていましたが、半年後日本に戻って来た時に友人に誘われて、東北の復興支援を手伝いに行ったら、面白くて帰れなくなってしまったとか。

非常時になると人間って、本来持っている最良の部分を発揮するのだと感じ、これからの日本はすごく面白くなるって思ったそうです。

僕ら4人はテントステージで、311を経験した日本で、どうしたらハッピーに生きられるのかを楽しく語り合った。

結局、おいしい食べ物を食べて、親しい友人や愛する家族と、心から好きな事をして、楽しく生きていくことが幸せであり、それには実はたくさんのお金はいらないし、たくさんの物もいらないよねという話しをしました。

土と水と空気と光、それに親しい友人と愛する家族と。そういう生き方を選択する勇気さえあれば、誰にでも手に入れる事ができるよね、と。

311後の今こそ、それを実行しようよって。そして、それを受け入れる場が日本の農村にはたくさんあるよと。人口が減少し疲弊する農村は、今、新しい力を求めています。そして先に農村へ入った僕らが地域とつながり、その扉を大きく開いて待っているのだから。

スマイル レボリューションCafe第二部は16:00から「地域のシフト」をテーマに「地域自給でローカリゼーション革命!」と題してトークしました。

ここでも3名のゲストに来て頂きました。

一人目は藤野電力の小田嶋てつさん。

藤野電力は311後、各地で市民電力をつくろうと言う動きが高まった時、真っ先に藤野電力という言葉を発信し、活動を始めました。そして家庭で取り組める太陽光発電のワークショップを行い、小さくても個人で出来る電力の自給を普及させることで、エネルギーにたいして市民の意識改革を行い、地域自給へのきっかけ作りを提供しています。

3人目はトランジッションタウン小金井のか~まさん。

トランジッションタウンとは、ピークオイルと気候変動という地球規模での危機を乗り越えるため、過度に石油などの化石燃料に依存した持続不可能な社会から、自然と共生した持続可能な社会へ移行する運動です。自分の暮らす地域レベルで。

2005年にパーマカルチャーの講師であるロブ・ホプキンスがイギリスのトットネスで始めた運動ですが、瞬く間に全世界へ広がった草の根運動です。

か~まさんからはトランジッションタウン小金井が、地域の市民団体と取り組んでいる「雨デモ風デモハウス」について説明していただきました。

これは市民発案による市民・NPO・大学・行政・専門家が恊働したプロジェクト。

雨、風、太陽など身近にあるエネルギーを最大限に利用した環境配慮型のモデル住宅を建て、都市でも低エネルギーで生活出来る事を提案しています。

3人目はFacebookの「自然エネルギーでいこう!」管理人(現在2,000人の参加するネットワーク)であり、スマホで誰もが手軽に楽しくエネルギーについて考える事ができるエネシフゲームを開発中の小関さんです。

小関さんは東京でゲームソフトやアプリを開発するIT会社の経営者ですが、現在会社の拠点を都市と農村の両方に置き、半農半IT会社にしようと動いています。

トークでは、これからはの日本は、市民も行政も、企業も大学も、都市も農村も、家庭も職場も、一般人も著名人も、あらゆる人があらゆる場面でエネルギーにつて語り合う必要があり、それを文化として育てなければならない。そして311を風化させず、決して過去の事にしてはいけない。とお話しました。

エネルギーを考えることをきっかけに、何が本当の幸せなのか、何が本当の豊かさなのか、生きるとは何なのか、命とは何なのか、民主主義とは何なのか、成熟した市民社会とは何なのか、これからの日本を本気で考え直す時が来ています。

311は日本人にとって大きな意識変革の時、ターニングポイントなのです。

スマイル レボリューションCafeで、僕はこの春から始まる鴨川地球生活楽校のことも、お話ししました。

これは僕の暮らす築200年の古民家と里山全体を舞台に、村の長老から「昔の知恵」を、パーマカルチャーから「新しい知恵」を学び、21世紀の持続可能な暮らしの知恵を、トータルに学ぶ年間講座です。

ここには、個人のシフトと地域のシフトが両方盛り込まれています。

それは、鴨川で僕たちがまさに実践して来ている事だからです。

そして、里山という時間と空間には日本の未来を開く扉があります。

その日の夕方、国会議事堂を囲むヒューマンチェーンが行われました。約1万人が国会議事堂を取り囲んだということですが、大手メディアはどこも報道しませんでした。

唯一、翌日一面トップだったのは東京新聞だけです。

相変わらず旧体制は古い思考のまま、時代遅れのピラミッド型社会を生きていますが、市民はもう新しいネットワーク型社会を生きています。

日本は今、311を機に大きく変わろうとしています。これで変わらなければ未来の子供たちに申し訳が立たないでしょう。

そして、その鍵を握っているのが市民一人ひとりの行動です。僕らの未来は、僕ら一人ひとりが、これからどう生きるか?にかかっているのです。

311から1年が経ったこの日、日本中の各地域でたくさんのイベントが行われました。

その動きは、市民発の新しい社会へ向かうための希望の種になることでしょう。

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